1961-07-11 第38回国会 参議院 建設委員会 閉会後第1号
ただ、それは信濃川だけの、水梨だけの例でありませんで、魚野川のごとき、一番その例がひどく、それから一番そういうことを端的にいえますのは、今年も破堤しました中魚沼川の十日町地内における破堤です。こういう毎年、もう破堤の事実は、州のつき方によって行なわれ、土地の者は、もう一つの常識として、そういうことを言うているのでありますが、さらにそれに対する具体的な方策が講ぜられていない。
ただ、それは信濃川だけの、水梨だけの例でありませんで、魚野川のごとき、一番その例がひどく、それから一番そういうことを端的にいえますのは、今年も破堤しました中魚沼川の十日町地内における破堤です。こういう毎年、もう破堤の事実は、州のつき方によって行なわれ、土地の者は、もう一つの常識として、そういうことを言うているのでありますが、さらにそれに対する具体的な方策が講ぜられていない。
郷川の支流に馬洗川というのがございますが、三次市の十日町地先におきまして堤防が百メートル決壊いたしまして、被害額は五百万円、それからやはり郷川の支流でありますが、可愛川におきまして、吉田町の多治比川の合流点の下が百五十メートル堤防が切れまして被害額が七百万円でございます。 次は補助災害の分でございますが、吉田町の岩城橋が流失いたしております。また毘沙門橋の一部も流失いたしました。
そのために災害が発生いたしておりますが、第一番目に郷川は、広島県内を直轄改修工事いたしておりますが、その区域内におきまして馬洗川左岸、三次市十日町地先でございますが、百メートル堤防が決壊いたしまして、被害額が五百万円、それから郷川の下の可愛川でございますが、吉田町の多治北川合流点の下の左岸が百五十メートル切れまして、被害額は七百万円というふうに聞いております。
従いまして、浸水による流域の被害の僅少なるに比しまして、河道自体の損害はなはだしく、目下工事中でありました中魚沼郡十日町地先の築堤竣工部分約二百メートルの決壊、水制の流失を初め、下流部護岸水制及び堤防根固めの決壊等、これが復旧費は建設省直轄改修区域内のみにても九千八百万円、さらに全水系にわたる県工事、市町村工事を合せますと、二億一千万円を越えるものと推定されるのであります。
従いまして浸水による流域の被害の僅少なるに比しまして、河道自体の損傷はなはだしく、目下工事中の中魚沼郡十日町地先の築堤竣工部分約二百メートルの決壞、水制の流失を始め、下流部護岸水制及び堤防根固めの決壞等、これが復旧費は建設省直轄改修区域内のみにても九千八百万円、さらに全水系にわたる県工事、市町村工事を合せますと二億一千万円に及ぶものと推定されるのであります。